宝船さんの挑戦記
くさかべのコメント



発電の証明・不言実行の達人



バッテリーの残量が減っていることはわかった。

だが、どれだけ残っているかは、依然として七不思議のままである。

発電は目に見えない。そもそも本当に充電しているのかしらん?

黒目なのでいったん使用を休止し、一日放置、さらに翌朝まで待ったが、目は未だ

ぬばたまの闇のまま。だんだん不安になってきたよ。

もしかして、配線をまちがったのでは? どこか断線しているのでは?

もしかしてもしかして・・・



恐怖の大王降臨から2日後の夜、帰宅とともに、真っ先にのぞき窓へダッシュ。



・・・復活の緑!!



押し寄せる歓喜のディープインパクト渦中、第九をソロ合唱しながら赤いクツで喜び

の舞を踊る。オーマイスィートバッテリー、きみはやっぱり笑ったほうがかわいいよ。



この時初めて、発電&充電は現実だったんだ! と実感した。

この瞬間から、本当の意味でソーラー発電は始まったんだって思う。



寡黙に働くソーラー発電キットたち。

まさにソーラーパネルは、不言実行の達人だ。



一方、こちらの感激をよそに、家族は愉快な心配をしていた。



「今日はよく照ったでしょう?

バッテリーがあふれて噴き出すんじゃないかと気になっちゃって」




多い日も安心 by チャージコントローラー




家族ぐるみのエコ発電ですね。(^-^)

システムには、きちんとチャージコントローラー

が入っていますので、過充電になってバッテリ

ーが爆発したり!?、液漏れするなんてことは

ありません。…が、周囲の方々は心配なのか

もしれません。



バッテリーの残量や発電量を把握するために

は、メーターを付ければある程度は分かるよう

になるんだけれど、慣れてくれば、天候の様子

や電気の消費量から、だいたい把握できるよう

になります。






















































宝船さんの挑戦記

くさかべのコメント



そして・・・



あれから数週間、いくらか電力を上手に使えるようになってきたと思う。

天気と電圧と使用量の調整など、勘やコツが徐々につかめつつある。

バッテリーの残量は、テスターで計測できることも教えていただいた。

使用時間は一日3〜5時間程度にしているが、雨天時などはどうしても使用を1時

間程度に控えてしまう。

でも、雨のたびに今や補助電力となった東電パワー(笑)に切り替えるのもなんだか

悔しい。

翌日の天気が晴れならば、も少し思いきって使用してもよいのかも知れない。



ソーラー発電を実践してみて実感していることは、発電はおもしろいということ。

理科の実験のように楽しく刺激的。

忘れていた学びの悦びを思い起こさせる。

とくにテスターでの計測と統計出しは、やめられず、止まらず、毎日測りまくって、

家計簿と化している。

基本セットは、まさに学研の科学と学習の実践実用大人版だ。



最近は、よそさまの家の屋根を見ると、あれならXXワットのパネルがつけられそう

なので、一日の発電量はこれくらいだろうと、値踏みするのも止められない。

電気製品の消費電力も気になる。

手近な製品のおしりにあるスペックをかたっぱしから見て回る。

電気製品のケツまくり、チカン行為のごとし。



発電中のパネルの姿は、たいへん美しい。

写真撮影のために外からマイパネルを観たとき、思わずうっとり。

ストーカーさながら、いつまでもいつまでも見つめてたよ。



そんなわけで、超初心者ドシロウト、発電街道まっしぐら中である。

千里の道の第一歩、よちよち歩きの足取りはいたって軽快(^^)v。





さて、最後に、

度重なる大ボケ質問メールの嵐ひとつひとつに、快く対応してくださっているノース

パワー日下部哲朗社長親分に心より感謝いたします。

残業増やしてごめんなさい。



早くも、もっと増設したい欲望にかられている今日この頃です(^^;。

発電したい症候群(笑)。



4月吉日

宝船




























宝船さんの完成したミニソーラー発電所の外観写真


上が宝船さんの完成したミニソーラー発電所の

外観写真です。

晴天日には、ソーラーパネルが怪しく光ってい

そうです。側に衛星アンテナもあって、何だか

怪しい雰囲気。この秘密基地から、某国に向け

てツー・ツー・ツツーとモールス信号を送ってい

るのかも?スパイの秘密基地みたいです。



さて、宝船さんのレポートにもあるとおり、実際

に発電し、発電した電力を使ってみることで、だ

んだんとコツがつかめるようになってきます。

これは、オーナーさんにしか出来ないことで、シ

ステム設計のプロよりもオーナーさんの方がず

っとコツをつかんでいるハズです。自分のため

の自分だけの発電所ですからね。

オーナーさんには、かないません。



エコ発電は面白い。それは実践したものだけが

味わえる感動とも呼べる喜びです。

エコロジーだからとか、環境に優しいとか、そん

な理屈抜きに面白い。そうやって楽しんでくれ

る宝船さんだから、私も楽しくお付き合いできま

した。ソーラー発電は、損か得か?ってなどとい

うのは無意味なこと。楽しんでやろうって時に、

損も得もあるまい。



宝船さんのシステム、これから10〜20年以上

に渡って活躍してくれるでしょう。(落っことして

壊さないでね(^-^;)

そして、これから宝船さんのシステムがどうなっ

ていくのか、それも楽しみです。

ベランダにはあと4〜5枚くらいは設置できそう

ですしね。


ユーザーレポートを送ってくださった宝船さんに

は感謝感謝です。普段もメールでお付き合いし

ていただいてますが、色々な情報を送ってくれ

ています。『実は…○×だったのよ』とか、『あ

れは、…○×だったの』などなど、楽しい秘話も

あったりして…。



また、ネタがたまってきたら、『宝船さんのその

後』のレポートもお願いしようかと思います。

(お願いしますね!>宝船さん)



宝船さん、お忙しい身でありながら、レポート送

っていただき、本当にありがとうございました!

(お礼に私が好きな焼き鳥と日本酒をペリカン

でお届けしますっっっ!)






さて、ソーラー発電初心者の挑戦記、いかがだったでしょうか?

風力発電や水力発電などと違って、誰でも手軽にチャレンジできるのが、ソーラー発電の長所であることが、

良くご理解いただけたかと思います。

これで災害や停電が起こっても、ソーラー発電システムがあるのだから、宝船さんだけは電力に困りませんね。



ソーラー発電は、コンセントの電源と違って、毎日使える電気の量に限りがあります。

もっと増やしたいという気持ちにもなってくるのですが、それと同時に、限られた電力を有効に使う工夫も大切です。

上記レポートにもあった通り、家電製品の消費電力チェック(ケツまくり行為)は、エコ発電家の共通の症状です。

出来る限り、消費電力の少ない機器を選び、できる限り無駄な使い方をしないようにする。

エコ発電家の基本精神です。



ところで、みなさんは、今使っているパソコンの消費電力がどれくらいかご存知ですか?

(ケツをまくってみると、書いてありますよっ)



以上で、レポートを終わります。





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